更年期障害を病院で治療する場合

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わけもなくイライラが続いたり、家事の最中にめまいがしたり、急に顔から汗が流れたり・・・40代を過ぎたころの女性なら「もしかして、更年期?!」と不安を感じることもあるでしょう。
更年期の症状は人によってさまざまですが、あまりにもひどい症状が続くようなら、病院で受診し正しい処置の仕方で対処するのがよいでしょう。「もしかして?」と心配になった時のために、更年期障害の受診について詳しくまとめてみました。

更年期障害は何科にいくのか?

更年期障害の治療

更年期障害は、動悸・息切れが激しくなる、血圧が上昇する、ほてり・のぼせがあり、暑くもないのに汗がドッと出る、いらいらする、寝られない・・・などいろんなつらい症状が起こります。さまざまな症状が同時に起こる場合もあるので、病院の何科で受診したらよいのか、わかりにくいものです。

実際、現在の医療法で表示が認められている診療科目は全部で38科目もあり、いったいどこに行けばいいのか迷いますよね。

更年期障害かも・・・と悩んだらどんな症状にかかわらず、まずは婦人科または産婦人科を受診しましょう。
婦人科・産婦人科は女性特有の病気をみるスペシャリストです。もし、あなたに婦人科のかかりつけの病院があるならば、ベストですね。

検査は、まず医師の問診があり、続いて内診、血液検査、骨量・骨密度測定、心理検査などがあります。
特に、血液検査では血中のホルモン測定が行われ、ホルモン濃度を測定することで、更年期障害であるかどうかを診断されます。

検査によって更年期障害と診断された時は、医師と相談し「ホルモン補充療法」などの療法をはじめ症状に一番合った治療法を進めていきます。
最近は「更年期専門外来」も増えていて、同時に出る症状もトータルで診察してもらえることができます。

また、検査の結果、更年期障害と診断されなかったときは、ほかの病気を患っている可能性があります。検査を行った病院で適切な専門医を紹介してもらい、その専門医を受診してください。
更年期障害とよく似た症状の病気は意外にたくさんあります。

例えば、バゼドウ病や橋本病などの甲状腺疾患は、イライラ、発汗、動悸、やる気が出ない、疲れやすいなど、更年期障害ととてもよく似た症状がでます。
この場合は内科での受診がよいでしょう。

更年期障害と診断されず、めまいや耳鳴りがあるときは耳鼻科へ、腰痛や関節痛は整形外科、うつっぽい症状は心療内科や精神科など該当する専門の診療科で診察を受けてください。
自己判断では更年期障害なのか、病気なのか判断がつきません。症状によってはいろんな診療科を受診することも考えられます。

更年期障害はホルモンバランスと非常に深い関わりがあるので、まず初めに婦人科を受診することが治療するにあたり一番の近道になるはずです。

更年期障害が疑われるときは、自覚症状をよく把握し診察を受けることが大切です。

更年期障害の治療法の種類

更年期障害については、「更年期障害かどうかを判断する検査」があります。
その検査結果によって更年期障害か、あるいは他の病気かを診断する「除外診断」が行われます。

婦人科ではまず問診があります。
問診でできるだけ正確な自覚症状を医師に伝えることで、適切な治療方法を導き出すことができます。

  • 生年月日
  • 職業や食事、運動量などの生活習慣
  • いつごろから更年期の症状が始まったのか?
  • どんな症状が出るのか?
  • 生理の周期や出血の状態
  • 閉経している場合はいつ閉経したのか?
  • 今までかかった大きな病気はないか?
  • 現在の薬の服用は?
  • ほかの病院で診察を受けたか?

これらの事項を振り返り、自覚症状を把握しておきましょう。
血液検査などで更年期障害かどうかの判断はできますが、自覚症状の内容によって治療法が変わることがあります。ですので、普段の体の様子を正確に伝えることが重要になります。

更年期障害の治療法は大きく分けて3種類あります。

1、ホルモン補充療法「HRT」

HRTは加齢により減少したエストロゲン(卵胞ホルモン)を体に補充する療法です。
保険適用できるので、自己負担が少なく、更年期障害の基本的な治療法です。

2、漢方薬での治療

HRTが使用できない場合や、多種の症状を併せ持った場合に漢方薬での治療が有効とされています。東洋医学から生まれた漢方薬は、体質の改善によいといわれています。

3、抗うつ剤や抗不安薬による治療

気がめいったり、やる気が出ないようなうつ症状や不安などの精神神経症状がみられる場合や、HRTが効かない場合に抗うつ剤や抗不安薬が使用されることがあります。
話をゆっくり聞いてもらえる専門のカウンセラーによるカウンセリングも効果的です。

その他、オーソモレキュラー療法という食事療法やストレスを発散させる運動療法などがあります。

更年期障害の平均治療費

治療費の目安ですが、
初診・・・ホルモン採血と子宮卵巣超音波検査で5000円前後
再診・・・ホルモン補充療法と眠剤で3000円前後
薬代・・・ホルモン補充療法1500~3000円程度
漢方薬なら5000円前後

更年期障害と診断され、ホルモン補充療法が保険適応となる場合は、経済的な負担はそれほどかかりません。
1か月あたりの計算では、一番安いプレマリンで3000円前後、貼付剤が5000円~7000円ほどで、診療費と処方箋料を合わせても10000円前後で、健康保険が効くと自己負担額はこの約3割になります。
保険を使った診療の場合、医師が患者さんとゆっくり向き合う時間があまりとれない点が問題です。

自由診療のクリニックなどは保険が効かず全額自己負担となりますが、カウンセリングなどに時間をとり、心身ともに手厚くケアしてくれるというメリットがあります。

更年期障害はホルモン補充療法をするだけではなく、ゆっくりおしゃべりをして、気持ちを楽にするということだけでもかなり症状が和らぐので、保険治療で満足できない人は自由診療で手厚いケアを考えてみてはいかがでしょうか?

自費診療にかかる平均的な費用

※医療機関によってかなりの違いがありますので参考程度にしてください。
初診料・・・3000円~5000円
検査費用・・・30000円~50000円
投薬量・・・30000円~50000円

更年期障害の通院の頻度

更年期障害の頻度

更年期障害のつらい症状を抑えたい場合は、症状が出ている間だけ通院するということができます。ただし心配なのは、治療をやめることでホルモンがまた不足し、骨量が減ったり、動脈硬化が進んだりすることです。
このようなことを予防するためにも、副作用が出ていない場合は継続的に続けることをおすすめします。

通常は、2週間に一度から月に一度の通院になりますが、更年期障害は体調不良の症状がいろいろあるため、治療期間も症状によってまちまちです。
半年ほどでひどい症状が落ち着く人がもいれば、10年近くかかる人もいます。

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