更年期障害の症状「不眠」

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40代から50代になると、若いころと比較して寝つきが悪くなったなあと感じることがあります。また、夜中に何度も目を覚ましたり、夢ばかりを見たりとぐっすり眠ることができない日が続いたら、それは、更年期障害の症状かもしれません。

更年期の不眠について・不眠の種類

更年期になると、心身の不調がいろいろ起きてきます。
寝つきが悪い、すぐ起きてしまうといった睡眠障害は、全体としては5人に1人、約20%の人が悩んでおられますが、男性より女性に多いようです。
更年期に一致して起こる不眠症を「閉経期不眠症」といい、その原因は心理的要因や生理学的要因などが複雑に絡んでいます。

【一般的な睡眠障害とは】

  • 入眠障害・・・布団に入ってから眠るまでの時間が長く、寝つきが悪い
  • 中途覚醒・・・寝入ってから、翌朝起きるまでに何度も目覚める
  • 早朝覚醒・・・普段の起床時間より2時間以上早く目が覚め、もう一度眠ることができない
  •  熟眠障害・・・睡眠時間は十分取れているが、深い眠りの感覚がない

更年期の睡眠障害とは

  • ほてりや汗などのホットフラッシュの症状が夜間に起こる
  • 家庭環境やや社会的な環境によるストレス
  • 更年期の症状である不安症、うつ状態などの精神的な苦痛
  • 女性ホルモン、エストロゲンの減少

更年期と不眠の関係

女性ホルモンは「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類のホルモンでコントロールされています。「エストロゲン」は女性らしさをつかさどり、「プロゲステロン」は妊娠のためのホルモンです。

これらのホルモンは、眠気を抑えたり促したりする「睡眠中枢」に大きく働きかけ影響を与えています。
更年期のころはさまざまなつらい症状が体に現れますが、なかなか寝付けない「入眠障害」や何度も目が覚めてしまう「中途覚醒」の症状は「睡眠障害」といわれています。

また、更年期の時期には自律神経のバランスも乱れやすくなるので、寝汗をかいたり、夜中にトイレが近くなったりして目が覚めてしまう場合もあります。

更年期独特の症状であるイライラ感がつのり、夜まで続いてしまうと眠れなくなるというふうに、ほかの更年期障害の症状によって、睡眠障害がひどくなることもみられます。しかし、睡眠障害が改善されゆっくり寝られるようになったおかげでほかの症状も改善されるケースもあります。

更年期の不眠の治療法

更年期障害の不眠の症状

更年期は一時的なものなので永遠に、続くものではありませんが、あまりにつらい時は我慢しないで専門医を受診し、ホルモン補充療法などの治療を受けることをお勧めします。
更年期症状を緩和するには、ホルモン補充療法や漢方薬での治療があります。
ホルモン補充療法(HRT)を行えば熟睡できるようになり、睡眠の質を上げ、中途覚醒も減るとされています。
* ただし睡眠障害を目的としてHRTを受けるのは一般的ではありません。

不眠で寝られないときの対処法

不眠により睡眠不足に陥ると、精神的にも身体的にもいろいろな悪影響が現れます。
普段の生活で、少し気を付けることで睡眠不足にならないための対策ができます。

体を温める

更年期のころは、血行不良から冷えに悩む女性が多くいらっしゃいます。
体の冷えはなかなか深い眠りにつけず、質の良い睡眠を邪魔するのです。
布団に入る前はお風呂で湯船につかり、じっくりと体を温めてください。
お風呂で温まり、体も心もリラックスした状態で眠るようにしましょう。

アロマテラピーでリラックス

寝る前にリラックスするには、アロマテラピーが効果的です。
心地よい睡眠を誘うには、ラベンダー・イランイラン・ペパーミントなどの香りがおすすめです。

漢方を取り入れる

不眠で悩む人の中には、睡眠薬や睡眠導入剤を利用する人もいらっしゃいますが、薬に頼りたくないという人は漢方薬を取り入れてみてはいかがでしょうか?
漢方薬は自然の生薬で、心身のバランスを正常に戻し、病気にならない体を作ることが目的の薬です。
漢方薬は副作用がなく、更年期のいろいろな症状に効果をもたらしてくれます。
不眠の症状を和らげる漢方には「加味逍遥散」の効果が高く、不眠だけでなく冷え性や月経不順、肩こり、イライラなどの症状にも良いとされています。

毎日朝日を浴びる

朝目が覚めたら、すぐに日光を浴びるようにすると、睡眠リズムをつかさどる脳を刺激して「メラトニン」という物質を分泌させます。
これが体内時計を調節し、夜になると自然に眠くなるのです。

寝る前の刺激物は避ける

自律神経が交感神経優位になっているときは体が活動モードになっていて、なかなか眠りにつくことができません。寝る2時間ほど前から副交感神経が優位に働くように部屋の明かりを暗くしたり、テレビやパソコンをみないようにする、カフェインの入った飲み物を飲まないなどを心掛けましょう。

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エストロゲンの減少による 更年期障害かもしれません

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